エゾシカ、被害急増時に集中駆除
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エゾシカによる農林業被害や交通事故の減少などを目指す道の「エゾシカ対策条例案」
素案の内容が4日、判明した。
生息数や被害が著しく増加した場合「緊急対策期間」を定めて捕獲を強化。
同様に被害などが集中した地域を「特定重点対策地域」と定め、
集中的に市町村などの捕獲対策を支援する。各市町村に助言を行う「捕獲支援者」の育成も盛り込む。
環境省によると野生鳥獣の管理、利用に関する条例は全国初。
来年2月開会予定の第1回定例道議会に提出し4月の施行を目指す。
素案では、条例の目的として「エゾシカと道民生活や産業活動とのあつれきを軽減し、
人とエゾシカとが恒久的に適切な関係を保つことのできる環境の実現を目指す」と明記。
道民の役割について「エゾシカは道民共有の貴重な財産と理解する」と規定した。
個体数の管理については、緊急対策期間の設定や特定重点対策地域の指定を盛り込んだ。
また、専門的な技術や知識を持つ捕獲支援者を道が育てる仕組みをつくり、
支援者を各地に配置して市町村にわなの活用法などを助言する。
道外狩猟者の受け入れを進めることや、国の天然記念物オジロワシやオオワシなど
希少猛禽(もうきん)類の鉛による中毒死を防ぐため、全国で初めて鉛弾所持の禁止も明記した。
<北海道新聞11月5日朝刊掲載>
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エゾシカによる農林業被害や交通事故の減少などを目指す道の「エゾシカ対策条例案」
素案の内容が4日、判明した。
生息数や被害が著しく増加した場合「緊急対策期間」を定めて捕獲を強化。
同様に被害などが集中した地域を「特定重点対策地域」と定め、
集中的に市町村などの捕獲対策を支援する。各市町村に助言を行う「捕獲支援者」の育成も盛り込む。
環境省によると野生鳥獣の管理、利用に関する条例は全国初。
来年2月開会予定の第1回定例道議会に提出し4月の施行を目指す。
素案では、条例の目的として「エゾシカと道民生活や産業活動とのあつれきを軽減し、
人とエゾシカとが恒久的に適切な関係を保つことのできる環境の実現を目指す」と明記。
道民の役割について「エゾシカは道民共有の貴重な財産と理解する」と規定した。
個体数の管理については、緊急対策期間の設定や特定重点対策地域の指定を盛り込んだ。
また、専門的な技術や知識を持つ捕獲支援者を道が育てる仕組みをつくり、
支援者を各地に配置して市町村にわなの活用法などを助言する。
道外狩猟者の受け入れを進めることや、国の天然記念物オジロワシやオオワシなど
希少猛禽(もうきん)類の鉛による中毒死を防ぐため、全国で初めて鉛弾所持の禁止も明記した。
<北海道新聞11月5日朝刊掲載>
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